悪いお金配りの人の目的

ここ数年で常識となったツイッターなどのSNSでのお金配り。
お金に余裕のある人が、貧しい人にお金を配ることはいいことのように思える。
だが、中には人を利用したり、だますことしか考えていない人もいる。
その中でも特に悪い奴らに目を付けられると、いつの間にか犯罪の片棒を担がされていたという状況になりかねない。
犯罪に巻き込まれたくないという人は、お金配りの人とは関わらないことをおすすめする。
ケース1 アプリ登録と個人情報でお金稼ぎ
抽選に参加するためには、いくつかのアプリに登録しなければならないと言ってくる人がいる。
この人たちは、アプリの紹介料で稼いでいるというわけだ。
その紹介料から、きちんと当選者にお金が振り込まれていればいいが、保証はない。
中には複数のアカウントを使い、当選者が本当に出たように思わせる奴らもいる。
当選したといいながら個人情報を入力させて、それを売り飛ばすものもいる。
SNS上で出会っただけの相手に自分の個人情報を本当に教えていいのか。
住所や電話番号を入力する前に、もう一度考えてほしい。
ケース2 キャッシュカードを送ったら共犯者に
先日こんな事件があった。
20代OLのK子さんはSNSでお金配りをしている人に「新しい銀行口座を開設して、暗証番号とキャッシュカードを送ってくれたら、一週間後にお金を入れて返す」と言われ、その通りにした。
その後、口座を受け取った詐欺師は、だまし取ったお金の受け取りにK子さんの口座を利用。
K子さんは詐欺師の共犯者として、警察から事情聴取を受けることに。
しかも、詐欺師の被害者からは、弁護士経由で返金要請まで来ているとのことだ。
多めの当選金を受けとったので返金したら逮捕
とある少年が、気づけば詐欺師がだまし取ったお金の受け子役にされ、逮捕されてしまった話がある。
その少年はツイッターのお金配りで2万円当選して、口座を教えた。
すると200万円もの大金が振り込まれ、相手からは「間違えて多く送ってしまったから返金してほしい」と言われた。
指定された場所に返金に行くと、お礼にと10万円をもらえた。
その一連の行動が警察からは詐欺師グループの受け子役だと疑われ、逮捕されてしまったということだ。
おいしい話には裏がある
たった一度おいしい話に乗ったばかりに、犯罪に巻き込まれて逮捕されたり、詐欺師の共犯者扱いされてしまうこともある。
SNS上のお金配りや、簡単に大金を稼げるなどのおいしい話にだまされないように気を付けてほしい。