ハーバード大学の成人発達研究結果から考える「幸福」

幸福というものは、ひとりではけっして味わえないものです。
アルブーゾフ 「イルクーツク物語」
こんばんは、ヤナギです。
「あなたは今幸せですか?」と聞かれると、大半の人は幸せではないと答えるでしょうし、2,3割くらいの人は幸せだと答えるでしょう。
幸福な人生を生きる人とそうでない人の違いとは一体何なんだろう?
そんな疑問に対して、一定以上の根拠ある回答を示したのが、ハーバード大学のロバート・ウォールディンガー教授です。
ハーバード大学が導き出した人間の幸福とは
ハーバード大学では1938年から約80年、724名の男性を追跡調査し続けるという研究を行っていました。
それこそがハーバード成人発達研究と呼ばれるもので、その膨大なデータから導き出された結論が、「私たちを健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」です。
そんなわけないだろうと思われる方もいるかもしれませんが、僕個人の感想としては「まぁ、そうなるな」といったところです。
理想の嫁がいる人生を考えてみよう
人間関係が良くなったくらいで、幸福になれるか?という疑問を持ったそこのあなた。
もしもあなたに理想の嫁(旦那or友人)ができたらと想像してみるとわかりやすいかもしれません。
自分が好きなキャラ、アイドル、俳優と毎日の生活を共にできたら・・・
いや、最高かよ・・・ってなりますよね。
現実に落とし込め
良い人間関係こそが人生を幸福にするということが分かったところで、現実を見ましょう。
良い人間関係が幸福をもたらすならば、悪い人間関係は不幸をもたらすとも言えます。
ということは、悪い人間関係を断ち切る、あるいは自分が嫌いな人間とかかわる時間を減らせばいいのです。
そうすれば、幸福でなくとも、それなりに良い人生を送れるのではないでしょうか。
結論
残念ながら僕は理想の嫁、あるいは友人との出会い方なんて知りません。
なので、結論としては嫌いな人とかかわる時間をできるだけ減らすということになります。
あなたがもしも不幸な人生を送っているのであれば、人間関係の見直しをすることで、人生のマイナスをゼロに近づけることができるかもしれません。
人生100年と言われるようになった今、幸福な時間を増やす努力も大切ですが、不幸な時間を減らす努力も必要なのではないでしょうか。